ファビア S2000
( Fabia Super2000 )

フォルクスワーゲン傘下　チェコの自動車メーカーであるシュコダ。
1999年〜2007年まではトップカテゴリーであるワールドラリカークラスに「オクタビア WRC」および「ファビア WRC」で参戦していたが、思うような成績は残せず。

トップカテゴリーから撤退したものの、彼らはラリーを諦めておらず、2009年に「ファビア S2000」を引っ提げてIRCおよびSWRCへの参戦を開始する。

S2000カテゴリーはワークスでは無く、プライベーター主体のカテゴリーなのだが、そこにシュコダは全力投球し、5,000km以上の走行テストを行った後に完成したマシンだ。
開発とテストを十分に行い、他のマニファクチャラーがそこまで力を入れなかった事もあり、「ファビア S2000」は参戦当初から戦闘力を発揮。

IRC(インターコンチネンタルラリー)では2010〜2012まで3連覇。
(2010年：ユホ・ハンニネン、2011,2012年：アンドレアス・ミケルセン)
2011年はSWRCも制覇する。(ユホ・ハンニネン)
また、2012年にはシトロエンからフォルクスワーゲンに移籍した「セバスチャン・オジエ」が「ポロ R WRC」の完成までの1年間使用し、総合ベストタイムを叩き出す等の活躍を見せる。

その他、
母国、チェコ国内選手権にて2010年から2012年まで年間タイトルを3連覇。
ドイツ国内選手権にて2012年に年間タイトルを獲得。
ヨーロッパラリー選手権(ERC)にて2012年から2014年まで3年連続で年間タイトルを獲得。
アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)にて2012年から2015年まで4年連続で年間タイトルを獲得。