SX4 ワールドラリーカー
( SX4 World Rally Car )

2007年にも「スイフト Super1600」でスーパー1600王者となったスズキ。
そして、遂にスズキ初のワールドラリーカー「SX4 WRC 」が誕生する。
ドライバーはSuper1600チャンピオンの「パー・ガンナー・アンダーソン」。
そして、数々のワークス（セアト→シュコダ→フォード→三菱)を渡り歩きながら実績を積んだベテラン「トニ・ガルデマイスター」
マシン開発はラリーカーのエンジニアとして名高いミシェイル・ナンダンを迎えての開発であったが、早々にこれは破談。
その後は日本主体の体制での開発が進む。

一度、開発が停滞したこともあり、2008年のパフォーマンスは良くなく、ベテランドライバーのトニ・ガルデマイスターの奮闘によるベストタイム奪取が光る。

資金も豊富では無く、参戦初年度で優勝に絡むことは難しく、表彰台は遠い存在であった。

また、奇しくもリーマン・ショックが重なり、スズキは2008年一杯でのWRCからの撤退を宣言。
わずか1年という短い期間のトップカテゴリー参戦であった。
Super1600時代に感じた、スズキのやる気を感じられない決断であった。