レガシィ RS Gr.A
(Legacy RS Gr.A)

1990年に登場し、スバルのWRC本格参戦用マシン。
新開発のハイパワー水平対向ターボエンジン「EJ20」を搭載し、パワーは300ps。
トルクは40kg-mと一線級の戦闘力を持つ。
しかし、ボディは全長が4,510mmとかなり大柄。
車重もライバルに比べ100kg近く重く、ハンドリングや加速性能に難のあるマシンとなる。

参戦初年度はメカトラブルが頻発。
完走率は30%程度となり、最上位は4位と苦戦する。

1991年。
完走率は60%程度まで向上するが、戦闘力不足は否めず去年と同様、最上位は4位。

1992年。
ドライバーラインナップを一新し、アリ・バタネン、コリン・マクレーのコンビになる。
完走率は50%程度と、なかなか信頼性が向上せず苦戦を強いられるが、最終戦のRACラリーにおいて遂に2位 表彰台を獲得し、少しづつだが戦闘力の向上を成し遂げる。

1993年。
信頼性は相変わらずで完走率は60%程度。
しかし、戦闘力は確実に向上しスウェーデンでコリン・マクレーが3位 表彰台を獲得する。
さらに、ニュージーランドでコリン・マクレーが遂に優勝を成し遂げる。
その後もオーストラリアではアリ・バタネンが2位に入る等、優勝争いを展開出来る様になる。

終盤戦より後継マシンである「インプレッサ 555 Gr.A」にその座を譲る。