コルドバ WRC E2 & E3
( CORDOBA World Rally Car
Evolution 2 & 3 )

セアトが1999年のフィンランドから使用している「コルドバ WRC」のエヴォリューション�Uである。
トリプルアクティブデフを装備し、マシンの挙動は全く別物となり、
市販車のフェイスリフトに合わせてデザインも一新する。
エンジンも改良され、よりハイパワーかつ高トルクとなり、戦闘力は向上。
デビューした1999年の最終戦グレートブリテンにて3位表彰台に上がり、5戦中4戦で入賞を果たす等、来季に希望を持てるシーズンとなった。

翌2000年になるとメカトラブルが頻発してしまい、完走も間々ならない状況となる。
新規加入の元WRCチャンピオン ディディエ・オリオールがサファリで3位表彰台を獲得するものの、完走および入賞率は低く半分以上のラリーでリタイアとなる。

2000年の後半戦 フィンランドから進化型の「コルドバ WRC E3」が登場する。
改良はそれほど多くなく、電子信号にてギアを変更する、いわゆるジョイスティックになっている。
当然ながら戦闘力はあまり向上しておらず、メカトラブルの頻発も治らず。
上位進出する事無く、セアトはWRCから撤退してしまう。

母国スペインの国内選手権へも出場するが、年間タイトルは叶わず年間総合2位が最高成績となる。
ドイツ国内選手権へも参戦しており、2000年、2001年と年間タイトルを連覇している。