DS3 R5
2014年に登場したシトロエンのグループR5規定マシン。
開発はシトロエンでは無く、同じPSAグループに属しているプジョースポールが「208 T16 R5」と並行して行う。
そのため、エンジン、サスペンション、ブレーキをはじめ共通部品が多く、兄弟車の様な位置付けになる。
ただし、ホイールベースや全長はベース車と同様 異なる。
- 2014年シーズン -
ワークス体制では参戦せず、シトロエンはカスタマーサービスを提供するのみで、
参戦はユーザー任せであった。
WRC-2に第6戦 サルディニアより参戦を開始し、いきなり2位 表彰台を獲得する。
その後はリタイアもしくは下位に沈むが、第11戦 フランスで3位 表彰台を獲得する。
参戦数が少ない事もあり、年間ランキングは下位であったが、それなりの戦闘力を発揮した。
- 2015年シーズン -
前年に引き続きワークス参戦はせず、ユーザー任せの参戦体制でWRC-2へ参戦する。
使用するチームが一気に増え、フォード、プジョー、シュコダとの激しい戦いとなる。
開幕戦モンテカルロで優勝するが、しばらく下位に低迷してしまう。
第7戦 ポーランドでにて3位 表彰台を獲得するが、それ以降も下位に低迷し、年間ランキングでも下位に沈んでしまう。
ヨーロッパラリー選手権(ERC)でも多くのチームが使い始めるが、こちらもワークス参戦では無い。
スポット参戦のチームばかりであったものの、年間を通して2位を1回。3位を2回 獲得する。
その他、
ポルトガル国内選手権で2015年に年間タイトルを獲得。
| ドライバー(driver) | |
|---|---|
| エンジン(engine) | 直列4気筒1,598 cc (Transverse in-Line4) 直噴ターボ (Direct injection Turbocharger) |
| サスペンション(suspention) | F/R マクファーソン ストラット (Front/Rear McPherson strut) シトロエン レーシング製ダンパー ( Shock absorbers made by citroen racing ) |
| ホイールベース(wheelbase) | 2,460 mm |
| 全長・全幅(lengh×width) | 3,948 x 1,820 mm |
| 重量(weight) | 1,230 kg |
| 駆動形式(drive & misson) | AWD(オール ホイールドライブ) [All Wheel Drive] 5速 シーケンシャル [5 speeds sequential] |
| 馬力(power) | 280 bhp / 6,000 rpm |
| トルク(torque) | 400 Nm / 3,250 rpm |
| タイヤ(tire) | ミシュラン |
| ホイール(wheel) | OZレーシング(OZ Racing) |
| ブレーキ(brake) | アルコン(alcon) |
| 開発(develop) | プジョースポール(Peugeot sport) シトロエン レーシング(Citroen racing) |
2016/ 8/13 新規作成
