フォーカス WRC
'1999 - '2000
(Focus WRC '1999-'2000)

1999年にフォードが投入した新開発のラリーカー。
エンジンはトルクが550 Nmに達する高トルクなエンジンを搭載し、
当時のライバル達から1歩 抜きんでるエンジンであった。
また、酒類メーカーの「マルティニ」のスポンサードを受け、資金的にも余裕がある参戦体制で、
元世界チャンピオンのコリン・マクレーをエースとして擁する。

しかし、シーズンが開幕するとトラブルのオンパレード状態になる。
マクレーがサファリとポルトガルで2勝を上げるものの、それ以外はメカトラブルの頻発とドライビングミスでリタイア。
新開発がゆえとも言えるが、デビューイヤーは下位に沈む。

2000年になると信頼性はやや改善し、完走 ならびに上位入賞の常連となる。
マクレーに加え、元世界チャンピオンのカルロス・サインツを迎え、
年間3勝を上げ、マニファクチャラータイトルで年間2位となる。